乳腺外科での乳癌検診について
私は現在42歳。
30代の頃に「線維腺腫(良性の腫瘍)」の為、乳腺外科を受診し手術を受けました。
それ以降、先生の勧めもあり、毎年1回『乳癌検診』を受けています。
昨年も同じように受診しました。
乳腺外科は病院が少ないこともあり、いつも患者さんでいっぱいの待合室。
ただ、この日はいつもの倍くらいの患者さんで、待合室に入りきれない程でした。
「受診するのをやめようかな」と思うくらいでした。実際、あきらめて帰られる方もいました。
その理由は、北斗晶さんが乳癌であることを告白された影響でした。
乳癌検診を受ける方が急増していたのです。あまりの多さに乳癌検診の人数制限を
せざるを得ない状況。待ち時間が長くなってしまうこともあり、先生が診察の合間に
待合室へ来られ
「お待たせしてすいません。北斗晶さんのことがあり、全国の乳腺外科はどこもいっぱいの状況です」
と説明されました。
「この病院は、先生が1人だから大変だろうな」と思いながら待っていると私の順番が来ました。
この忙しさなので内心「ちゃんと診察してもらえるかな?」と思いつつ診察室へ。
先生は、疲れた表情をされていたものの、いつもと変わらない診察内容、丁寧なエコー、
触診でのチェック、マンモグラフィの画像チェックをして下さいました。
そしていつものように
「こうして毎年1回は、必ず専門医での検査を受けて下さい」と言って下さいました。
近年、増え続けている乳癌。でも、早期発見できれば治らない癌ではありません。
それには早期受診(検診)することが大切です。以前、先生もそのことを言われていました。
乳癌検診を受ける人が増えると、先生は体力的にも大変になりますが、検診を受ける人が
増えたことをうれしくも思っているのかなと思いました。
身を削って診察をして下さる先生に感謝しています。
そして、これからも変わらず、1年に1回乳癌検診を受けようと思います。